厚別おじさんはときどきあっさり味のラーメンが食べたくなります。
札幌はラーメン屋さん多いので選択肢も多いですよね。素晴らしい。
道外の人のイメージですと札幌と言えば味噌ラーメンなんでしょうが、地元の人は醤油ラーメンもよく食べている感じがしますね。
札幌のラーメン屋さんは味噌も醤油も、どっちもメニューにあるお店が多いですが、雪国だからなのか、ラーメンが熱々になるようにラードがたっぷり、割と脂っこくて濃いめの味のラーメンが多い印象です。
で、今回訪問のだるま軒ですが、昭和２０年代に創業したという、歴史ある札幌ラーメンのお店。
さっぽろ二条市場（https://www.sapporo.travel/spot/facility/nijo_fish_market/）にあります。
まず入り口はこんな雰囲気。
二条市場の中側からの写真ですが、市場の中にあるので独特の風情がありますねえ。
そして醤油ラーメンはこんな感じ。
うーん、どこまでもあっさり。
初めて食べたのに何度も食べたような味。
こちらのサイトによると「昭和20年代の札幌市内に流れる創成川沿いに並んでいた屋台の一つのラーメン店「だるま軒」そこで麺をつくっていたのが、西山ラーメン創業者の西山仙治さんでした。西山さんがつくる麺は評判となり、あちこちのラーメン店で西山の麺が利用されるまでになったのです。麺をつくり初めて半世紀。札幌ラーメンの歴史とともに歩んできた西山ラーメンです。」 とのこと。
ほほー、これは有益な情報ですねえ。
しかしまあ、札幌ラーメンの元祖なのでしょうが、厚別おじさんの感想としては、子供の頃に父親が作ってくれたシマダヤの生ラーメンに近い味でした。。。
そして、今も関東で暮らす年老いた父の事を思い出して、ひとりラーメン屋のカウンターで泣きそうになりました・・・。
父さん・・・。
シマダヤに似てる、とか失礼なことを書きましたが、普通に好きな味でしたし、涙で水分と塩分が出て行ってしまったので、スープは飲み干しておきました。ごちそうさまです。
繰り返しですが、元祖札幌ラーメンとは言うものの、ラードで炒めた野菜やひき肉が入っている、いわゆる札幌ラーメンとは違いますので、そのようなラーメンが食べたい方はすみれ、純蓮、福来軒などラーメン屋さんに行きましょう。もちろんそちらも美味しいですよ。
なお店内に但書があり、スープについては「生の味を大切に生かし身体に悪い物は一切使用しておりません」との事。
確かに化学調味料などに頼らない、自然な味がしました。ついスープを飲み干しちゃったのも、肯けます。
入り口や店内の昭和な雰囲気も含めて、体も心もほっこりしたランチになりました。
ではまた。
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